※この体験談は、願主から寄せられた内容をもとに、個人が特定されないよう一部編集・再構成しています。
相手のことを知った時、最初に思ったのは怒りよりも、何が起きているのか分からないという感覚でした。
自分の生活の中に、知らない人が入り込んでいたこと。
自分だけが何も知らずに、普通に過ごしていたこと。
それが後から分かった時、足元が崩れるような感じがしました。
でも一番つらかったのは、その相手が何も失っていないように見えたことです。
私の方は眠れなくなって、食事もまともに取れなくなって、毎日そのことばかり考えていました。
それなのに相手は、普通に仕事をして、普通にSNSを更新して、周りの人にも笑って接していました。
どうして私だけが壊れて、相手は守られているのだろうと思いました。
謝ってほしいとか、反省してほしいとか、最初はそういう気持ちもありました。
でも途中から、それだけでは足りないと思うようになりました。
相手にも失ってほしい。
相手が守っているもの、平気な顔で残しているものが、崩れればいいと思いました。
友人に話した時は、「そんな人のこと考えるだけ無駄だよ」と言われました。
それは正しいと思います。
でも、考えないようにしても考えてしまうんです。
相手の名前を見ただけで気分が悪くなりました。
SNSを見なければいいのに、見てしまいました。
楽しそうな投稿を見るたびに、自分の中の何かが黒くなっていきました。
このまま相手だけが何も失わずに進むのは、絶対に許せないと思いました。
その時に黒願堂を見つけました。
「あなたを壊した相手が、無傷で笑うなら」という言葉を見た時、自分のことだと思いました。
綺麗な相談ではありません。
相手が不幸になればいいと思っていました。
でも、それくらい私は苦しかったです。
LINEでは、最初からうまく説明できませんでした。
不倫相手への怒りなのか、配偶者への怒りなのか、自分でも分からなかったからです。
ただ、相手だけが守られているように見えること。
周りに味方がいて、普通の顔で生きていること。
私だけが傷ついたまま残されていること。
それを書きました。
黒願堂からは、相手本人を現実でどうこうするのではなく、その人が守ってきた縁や信用、居場所、流れに向けて黒願を結ぶ形になると説明されました。
それを読んで、少し納得しました。
私は相手に直接何かしたかったわけではありません。
でも、相手が何も失わず、何も返されず、守られたまま進んでいくことが許せませんでした。
あの人が守られている流れに、返ってほしいと思いました。
儀式の後、報告の文章と画像が届きました。
私が送った内容をもとに、どの感情を黒願として扱ったのかが書かれていました。
相手の名前、関係、これまでの流れを見て、どこへ向けて封じたのかも説明されていました。
画像は、儀式そのものを見せるものではなく、終わった後に封じられたものの記録という感じでした。
正直、見た瞬間に怖さはありました。
でも同時に、やっと自分の中にあったものが外へ出たような感覚がありました。
誰かに「そんなこと思っちゃだめ」と言われるのではなく、黒いものを黒いまま扱ってもらえた感じがしました。
その時、少しだけ呼吸が楽になりました。
その後、すぐに大きなことが起きたわけではありません。
でもしばらくして、相手の周りで少しずつ揉め事が出ていると聞きました。
最初は偶然だと思いました。
でも、相手が前ほど周囲に守られていないように見える話を聞いた時、黒願は届いたのだと思いました。
相手の人間関係が少しずつ崩れていること。
信用されていた場所で、違和感を持たれ始めていること。
今まで通りには進まなくなっていること。
それを聞いて、私は安心しました。
最低なことを言っているのは分かっています。
でも、私はずっと一人で壊れていました。
相手だけが無傷で、周りに守られて、何もなかったように生きている方が、私にはずっと残酷でした。
あの人にも返った。
そう思えたことで、少しだけ自分の中の怒りが静かになりました。
許したわけではありません。
今でも思い出すと、苦しくなります。
でも、前みたいに相手のSNSを見て、何時間も動けなくなることは減りました。
相手だけが守られているわけではない。
そう思えたことが、私には大きかったです。
同じような立場の人に、忘れた方がいいとか、前を向いた方がいいとは言えません。
私も、そんな言葉では何も変わりませんでした。
許せないものは、許せないです。
相手に返ってほしいと思うことも、相手が何かを失えばいいと思うことも、私はおかしいとは思いません。
少なくとも私は、そう思っていました。
黒願堂に相談してよかったのは、その気持ちを否定されなかったことです。
綺麗な人間になれなくてもいい。
あの時の私には、そう思える場所が必要でした。
黒願堂へのご相談
ひとりで抱え続ける必要はありません。
黒願堂では、願主の内に残った怨みを、
名・数命・縁・因から見立て、
黒願として封の内へ納めます。
はじめから、すべてを整えて話す必要はありません。
まずは、言える範囲だけで構いません。
※本記事は願主の体験談をもとに再構成したものであり、記載内容は願主個人の感想です。

