※この体験談は、願主から寄せられた内容をもとに、個人が特定されないよう一部編集・再構成しています。
別れてからも、ずっと元恋人のことを見ていました。
見なければいいのは分かっていました。
でもSNSを見てしまうし、共通の知人から話を聞くと、それだけで何日も気分が沈みました。
最初は、まだ好きなのかと思っていました。
戻ってきてほしい気持ちも、正直ありました。
でも途中から、好きというより、許せない気持ちの方が強くなっていました。
私だけがこんなに苦しんでいるのに、あの人だけ普通に笑っているのが許せませんでした。
友人には「もう忘れなよ」と言われました。
それが正しいのは分かっています。
でも、忘れられるならとっくに忘れています。
相手は仕事も普通にしていて、友達とも遊んでいて、新しい人もいるようでした。
私を傷つけたことなんて、最初からなかったみたいでした。
その時に、もう戻ってきてほしいとかではなくて、相手にも何か返ってほしいと思いました。
綺麗な気持ちではないです。
でも本当にそう思っていました。
あの人にも失ってほしい。
それが一番近かったです。
黒願堂に相談した時も、うまく説明できませんでした。
「復縁したいのか、苦しんでほしいのか、自分でも分からないです」みたいなことを送ったと思います。
でも、相手だけが何も失わずに進んでいるのが許せない、ということだけは書きました。
そのあと、黒願堂からは、相手本人を直接どうこうするのではなく、その人の周りにあるもの、守られているもの、信用とか居場所とか、そういう流れに向ける形になると説明されました。
それを読んだ時、少し分かった気がしました。
私は、あの人の命をどうこうしたいわけではなかったです。
ただ、あの人だけが何も失わず、周りに守られて、普通に生きていることが許せませんでした。
あの人が守っているものが、崩れればいいと思っていました。
儀式が終わったあと、LINEで文章と画像が送られてきました。
私の願いをどういう形で扱ったのか、どういう内容で封じたのかが書かれていました。
画像も一緒に届きました。
儀式そのものの写真というより、終わったあとに封じられたものを見せてもらった感じでした。
正直、最初は少し怖かったです。
でも、読んでいるうちに泣きました。
うまく言えないけど、私がずっと思っていたことを、代わりに言葉にしてもらった感じがしました。
私はずっと、自分が悪いのかと思っていました。
怨んでいる自分がおかしいのかと思っていました。
でも、少なくとも私の中にあったものは、なかったことにされませんでした。
それから少しして、共通の知人から、相手が新しい人とうまくいっていないと聞きました。
最初に聞いた時、正直、嬉しかったです。
こう書くと最低だと思われるかもしれません。
でも、私はずっと苦しかったので、あの人にも返ったんだと思いました。
その後も、周りと揉めているとか、前ほど人が集まっていないという話を聞きました。
あの人は、いつも誰かに守られているような人でした。
何をしても周りが許して、何も失わず、何も責められず、普通の顔で次に進んでいく人でした。
私はずっと、それが許せませんでした。
黒願は届いたと思います。
あの人だけが無傷で進む流れは、止まったと思いました。
相手が苦しんでいると知って安心する自分を、綺麗だとは思いません。
でも、私だけが壊れて、あの人だけが笑っている現実の方が、ずっと許せませんでした。
あの人にも返った。
そう思った時、少しだけ楽になりました。
許したわけではないです。
今でも思い出すと腹が立ちます。
でも、前みたいに毎日SNSを見て泣くことは減りました。
あの人だけが何も失わずに進んでいると思う時間も、少し減りました。
相手が不幸になればいいと思ってしまう自分を、今でも綺麗だとは思いません。
でも、それくらい私は苦しかったです。
だから、相談してよかったと思っています。
同じように、誰にも言えない怨みを抱えている人がいたら、綺麗な言葉にしようとしなくていいと思います。
許せないなら、許せないままでいいと思います。
相手に返ってほしいと思うことも、相手が不幸になればいいと思うことも、私はおかしいことではないと思います。
少なくとも私は、そう思っていました。
そして、それを否定されなかったことに救われました。
黒願堂へのご相談
ひとりで抱え続ける必要はありません。
黒願堂では、願主の内に残った怨みを、
名・数命・縁・因から見立て、
黒願として封の内へ納めます。
はじめから、すべてを整えて話す必要はありません。
まずは、言える範囲だけで構いません。
※本記事は願主の体験談をもとに再構成したものであり、記載内容は願主個人の感想です。

